特にワキやビキニラインというのは他の部分より痛みが強くなりますブログ:09月17日
小さい頃、
わたくしはパパに対して不満がありました。
わたくしは、パパに誉めてもらった記憶がないのです。
パパの言葉で覚えているのは、
「好きにしたらえぇ」「お前やったら大丈夫や」くらいのものです。
わたくしにはそれがパパから見放されているような感じがして、
一人ぼっちで心細く、寂しくて惨めな気持ちを感じ、
「誉めてほしい」「教えてほしい」「支えてほしい」といった思いが
満たされることはありませんでした。
そして、
「パパはわたくしのことがあんまり好きじゃないんだ、
だから20時も日曜日も家にいないんだ」
「パパが誉めてくれないのは、わたくしがダメだからなんだ」
と感じていました。
大人になった今では、
それが真実ではないことを頭で理解することができますが、
それでも、
心では「愛されていたんだ」と感じて納得するまでには
至っていませんでした。
ところが、
すごく重大なことに気づいたのです。
誉められたことがなかったかもしれないけど、
否定されたこともなかったのです。
結構な放蕩男の子であると自覚があるくらいですから、
パパにとって、眉をひそめるようなことが何回もあったことでしょう。
意見したかったこともたくさんあったでしょう。
にもかかわらず、
一度もないと断言してもいいくらい、
否定されたことがないのです。
パパがわたくしに言うのは、
「好きにしたらえぇ」だけ。
「否定されていなかった」
それは、
「わたくしを傷つけた」「わたくしに寂しい思いをさせた」
「わたくしに自信がないのはパパのせいだ」
「わたくしの求めるパパではない」と、
心の中で何百回何千回とさんざんパパのことを否定し、
責め続けてきたわたくしにとって、
雷に撃たれるくらいの大きな衝撃でした。
「否定しない」
それが、パパの愛だったのです。